5/28/2021

この日も主と共に【270】

わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです。・・・だから、体を住みかとしていても、体を離れているにしても、ひたすら主に喜ばれる者でありたい。
(コリントの信徒への手紙二5章1、9節) 

天の父なる神さま、
あなたは、わたしたちの心と体を作り、地上の人生を与えてくださいました。そして、天においても、永遠の住まいと新しい体を与えてくださいます。どうか御子イエスによって、わたしたちの歩みを地上から天に至るまで守り、導いてください。天に備えられた希望に向かう一歩として、地上の一日一日を進んでいくものとしてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

5/27/2021

この日も主と共に【269】

あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。
(コリントの信徒への手紙一6章19、20節) 

天の父なる神さま、
あなたは、わたしたちのすべてを創造されました。あなたは、わたしたちの心や魂と同じように、体も慈しんでくださいます。どうぞ、聖霊によって、わたしたちの心と体をたえずあなたの愛のうちに留まらせてください。心と体に害をなすものから遠ざけて、お守りください。家族や友も、心においても、体においても健やかに歩むことができるように助けてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

5/23/2021

この日も主と共に【265】

五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
(使徒言行録2章1~4節) 

約束された助け主、聖霊よ、
あなたはペンテコステの日、御子イエスを信じる者たちに降りました。彼らは力を受け、御子が救い主であると証しする、新しい言葉を語り出しました。ペンテコステに現された恵みを、わたしたちの小隊(教会)、生活の場所において新たにしてください。嘆き、あきらめ、批評、非難の言葉が生み出される世界のなかで、祈り、信頼、賛美、希望の言葉を紡ぎ出すものとしてください。アーメン

5/20/2021

この日も主と共に【262】

あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。・・・これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。(コロサイの信徒への手紙3章12、14節)

天の父なる神さま、
「憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容」、そして「愛」を身に着けられるように助け、導いてください。これから聖なる者となって、あなたに愛されねばならないのではなく、すでにあなたが聖なる者とし、愛してくださっているので、その御心に応答し、ふさわしく成長することができますように。わたしたちを新しくつくりかえてくださる主、イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

5/19/2021

この日も主と共に【261】

夕方になると、人々は悪霊に取りつかれた者を大勢連れて来た。イエスは言葉で悪霊を追い出し、病人を皆いやされた。それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。「彼はわたしたちの患いを負い、わたしたちの病を担った。」
(マタイによる福音書8章16、17節)

主イエスよ、
夕闇の中に紛れるようにして、あなたに助けを求めた人々がいました。人目を避けたのかもしれません。明日を無事に迎えられるか不安だったのかもしれません。一人一人をあなたは受けとめ、語りかけ、癒されました。命の力に満ちたあなたの言葉を、聖書によって、今もわたしたちにも聴かせてください。あなたがわたしたちを闇から光へと移してくださる主であることを信じ、感謝します。アーメン

5/18/2021

この日も主と共に【260】

人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。
あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。
(マタイによる福音書7章1、2節) 

主イエスよ、
あなたは人を裁くなと言われます。あなたは、わたしたちの心がしばしば苦しみ、悲しみ、嘆き、怒りに占められること、また、自分の描く正義によって突き動かされること、そして、自分で重荷を負ってしまうことをご存じです。そのような負の連鎖をあなたは断ち切り、わたしたちを癒そうと望んでくださいます。あなたの言葉によって心を定め、重荷を下ろすことができますように。正義と愛を共に満たされるあなたの御手によって、わたしたちを受けとめ、導いてください。アーメン

5/17/2021

この日も主と共に【259】

百人隊長は答えた。
「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。・・・」
イエスはこれを聞いて感心し、従っていた人々に言われた。
「はっきり言っておく。イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。・・・」
(マタイによる福音書8章8、10節)

 主イエスよ、あなたが感心された百人隊長の信仰と言葉と行動に学び、あなたとの関係を深めることができるように導いてください。お互いのために祈りをささげ、あなたがかならず救い、癒してくださると信頼し、目に見える出来事よりも、あなたの御言葉に望みを置くことができますように。とくに今、困難や苦しみにある家族や友を助け、支えてください。アーメン

ブライアン・ペドル大将によるメッセージ(5月第3週のため)


ブライアン・ペドル大将(救世軍の世界全体の責任者)による
聖書からのメッセージ。

インターネット(Facebook)で定期配信中。

以下に日本語訳を紹介します

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これから数週間、みなさんで《人種差別》という問題について考え、祈りを合わせたいと思います。

すでにご存じの方もおられると思いますが、救世軍は『人種差別についての見解表明』を作成しました。それは、「すべての人が《神のかたち》につくられたものであり、尊さにおいてはみな等しいというキリスト教の確信と人種差別は根本的に相容れないものである」からです。人種差別主的な行為は個人を狙いますが、《人種差別》は「社会の構造と仕組みによって、延々と続くことができるもの」なのです。

《人種差別》が社会的に表された例は、世界の植民地時代の歴史に見て取ることができます。 

ヨーロッパの探検家たちが今日の北アメリカ大陸にやってきたとき、この地には多くの先住民族が存在し、〔彼らによって〕タートル・アイランドと呼ばれていました。しかしながら、ヨーロッパの探検家たちはめいめいに旗と十字架を立て、この地が自分の母国のものであると主張しました。

そうするなかで、1867年に英国議会が定めた法律によって、カナダという国が作られました。悲しむべきことですが、カナダの政治的指導者たちは、先住民族を土地から排除するために人種差別的な政策を生み出したのです。

そのための方法の一つが、先住民族の子供たちを対象とした寄宿学校を設立することでした。〔訳注・先住民の同化政策として、『インディアン・レジデンシャル・スクール』という名称で作られた。〕その目的は、子供たちから先住民族の言葉を取りのぞくことでした。目的を達成するために、子供たちは家族から引き離され、学校で生活するように連れていかれました。子供たちは自分たちの〔民族の〕言語を使うことや、自分たちの習慣を守ることを禁じられました。先住民族であるというアイデンティティ(固有性)は奪い取られました。そして、あまりにも頻繁に、子供たちは性的な虐待を受けました。

このような寄宿学校を監督していたのは、ほとんどの場合、教会でした。そのため、教室には十字架が設置されていました。神の苦しみの聖なるしるし〔である十字架〕が、苦しんでいる子供たちと同じ部屋に置かれていたのでした。 

近年ようやく、カナダ〔政府〕は先住民族に対して、植民地主義の害悪を謝罪をしました。そして最近、カナダの救世軍もこの社会的な罪を悔い改め、癒しを求めています。

救世軍のキャンプ場では、『パウワウ』と呼ばれる集会を開催するようになりました。北アメリカの先住民族が入植者と共に集まり、食事や学習を共にし、先住民族の伝統を楽しみます。キリスト教の信仰の中心には、「神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられた」という確信があります(コリント二5・19)。「和解」には多くの面があると思いますが、その一つとして、先住民族と入植者の和解があります。

和解のためのもう一つの重要な課題は、先住民族で救世軍人となった人々が、〔先住民族としての〕文化的なアイデンティティと救世軍人としてのアイデンティティを調和させることができるように支援することです。過去においては、〔先住民族であり、救世軍人であるという〕これらの二つのアイデンティティを区別することが必要であると感じる人たちがいました。しかしながら、わたしたちは、キリストが信仰も文化的なアイデンティティーも共に存続させてくださると信じます。

救世軍は、先住民族が植民地化を経験してきた地域において、和解という社会的な課題に取り組む必要があります。植民地化と結びつく人種差別は許されるものではありません。 

みなさんにお尋ねします。

  • 世界の植民地主義は、みなさんにどのような影響を及ぼしていますか? 
  • 救世軍は、現代の先住民族のアイデンティティの癒しのために、どのように貢献できるでしょうか?

どうか来たる一週間、和解の福音によって、わたしたちの個人の生活、社会の生活が形づくられていきますように。

 アーメン


 

 

この日も主と共に【258】

〔イエスは言われた。〕
「・・・あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
律法の専門家は言った。
「その人を助けた人です。」
そこで、イエスは言われた。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
(ルカによる福音書10章36、37節) 

主イエスよ、
あなたが望まれるように、神を愛し、また、隣人を自分のように愛するものへと、わたしたちを作り上げてください。愛することの大切さを知り、言葉においても、実際の行いにおいても表わすことができるように導いてください。あなたご自身、天の父の御心に従って十字架にかかられ、神への愛と人への愛を現わされました。あなたの十字架の下を出発点として、歩むものとしてください。アーメン

5/03/2021

この日も主と共に【245】

神の恵みと・・・イエス・キリストの恵みの賜物とは、多くの人に豊かに注がれるのです。 ・・・恵みも義によって支配しつつ、わたしたちの主イエス・キリストを通して永遠の命に導くのです。 (ローマの信徒への手紙5章15、21節) 

主なる神さま、あなたは、ご自分とわたしたちとの間に条件や報酬を定めず、恵みの贈り物を備えてくださいました。そして、御子イエスを通して、永遠の命が与えられることを感謝します。さまざまな出来事を経験するときにも、御子イエスと共にあるならばすべてが神の恵みにつながることを思い起こし、心を確かにて歩むことができるようにお守りください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

5/02/2021

この日も主と共に【244】

御父は御子を愛して、その手にすべてをゆだねられた。
御子を信じる人は永遠の命を得ている・・・
(ヨハネによる福音書3章35、36節)

天の父なる神さま、あなたが御子イエスと共に愛の関係を築き、わたしたちを迎え入れてくださったことを感謝します。
御子イエスよ、あなたがわたしたちの一部だけをよしとされるのではなく、すべてを受け入れてくださっていることを感謝します。
聖霊よ、今もわたしたちの心に神の愛を注ぎ、命を保ってくださっていることを感謝します。
どうか、あなたが共にいてくださる平安、そして、家族や友へとあなたの愛が広がる喜びをもって歩むことができるように助けてください。アーメン

5/01/2021

この日も主と共に【243】

万軍の主は御自分の羊の群れ、
ユダの家を顧み
彼らを輝かしい軍馬のようにされる。
・・・彼らからすべての指揮者が出る。
皆、勇士のようになり
戦って野の土くれを踏みつける。
(ゼカリヤ書10章3~5節) 

主なる神さま、
あなたは、わたしたちを呼び集め、育て、力を与えられます。そして、御子イエス・キリストの救いの隊列に加えてくださいます。『恐れるな』、『勇気を出しなさい』と呼びかけてくださる御子を覚え、神の愛を芯にして歩むことができるように導いてください。アーメン