6/30/2022

7月3日(日)聖別会(日曜礼拝)

聖別会(日曜礼拝)

7月3日(日)午前11時より

ヨハネによる福音書10章7~18節

「命へと導くイエス・キリスト」


※ 約1時間のプログラムです

※ 開始に先立って10時45分より賛美と祈りの時を持っています

※ 出席に際しては新型コロナ感染予防のため検温・消毒等のご協力をお願いいたします

※ 聖書は『聖書新共同訳』(日本聖書協会)、賛美は『救世軍歌集』を使用しています。備え付けがありますので、お持ちでない場合もそのままお出かけください。


この日も主と共に【590】使徒言行録より(32)

サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。・・・」 (使徒言行録9章4、5節) 

*** 

サウロは、《主の弟子たち》を迫害するためにダマスコに向かっていました(1節)。ところがその途中で《天からの光》に照らされ、キリストの声を聞きました。この出来事を通して、サウロはイエス・キリストを信じました。彼の体験は劇的ですが、より大切なことはイエス・キリストがサウロをすでに知っておられ、彼に対して《わたし・・・あなた》という関係を保っておられたことです。キリストは今も、わたしたちに向かい合い、語ってくださいます。 

*** 

主イエスよ、わたしたちを新しい人生へと招いてくださることを感謝します。あなたの御言葉に応答し、恵みに向かって心を開くものとならせてください。アーメン

6/29/2022

この日も主と共に【589】使徒言行録より(31)

宦官はフィリポに言った。「どうぞ教えてください。預言者は、だれについてこう言っているのでしょうか。・・・」そこで、フィリポは口を開き、聖書のこの個所から説きおこして、イエスについて福音を告げ知らせた。 (使徒言行録8章34、35節) 

*** 

サマリアの地で福音を伝えたフィリポは、天使の言葉に従って南に向かいました。すると、巡礼中の《エチオピアの宦官》に出会いました(27節)。宦官はフィリポから聖書の教えを受け、イエス・キリストを信じました。今日の教会の表現で言えば、フィリポはサマリアでは「大衆伝道」、エチオピアの宦官に対しては「個人伝道」を行いました。彼は福音の内容を変えることなく、柔軟な方法で伝えました。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは人を愛し、救うために大胆に、柔軟に働かれます。わたしたちの生活を福音と祝福を分かち合う機会に満ちた場とし、お用いください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/28/2022

この日も主と共に【588】使徒言行録より(30)

エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ行かせた。二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。(使徒言行録8章14、15節) 

*** 

エルサレムの教会に対して激しい迫害が起こりました(1節)。ステファノの同僚であったフィリポはエルサレムを離れてサマリアの地に移り、そこで福音を宣べ伝えました(5、12節)。サマリアはユダヤと長い間対立していた地域でしたが、人々は心を開きイエス・キリストを信じました。迫害はかえって、民族の対立を超えてイエス・キリストの福音が広く伝えられていく機会となりました。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは、わたしたちにとっては困難な出来事をも用いて、福音を告げ知らせる機会となさいます。どこにあってもあなたを信頼し、あなたのなさること柔らかい心をもって応じるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/27/2022

この日も主と共に【587】使徒言行録より(29)

人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。(使徒言行録7章59、60節) 

*** 

ステファノは、イエスさまが救い主として《神の右》に立っておられると証ししました(56節)。それを聞いた人々は怒り、彼を石打ちの刑にしました。ステファノは、十字架につけられたイエスさまのように人々の赦しを祈り、息を引き取りました。彼は復活の主イエス・キリストを信じ、自分自身を委ねて《眠り》につきました。主に結ばれた人の死は終わりではなく、復活の希望に続いています。 

*** 

天の父なる神さま、復活の主と共に生きる平安と希望をお与えください。聖霊と御言葉の助けを受けつつ、自分自身をあなたの御手に委ねる生涯を導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/26/2022

この日も主と共に【586】使徒言行録より(28)

最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。 (使徒言行録6章15節) 

主に従う人はとこしえに揺らぐことがない。・・・彼は悪評を立てられても恐れない。その心は、固く主に信頼している。(詩編112編6、7節) 

*** 

教会の新しい仕事に選ばれた一人、ステファノは《恵みと力に満ちた》人で、《すばらしい不思議な業としるし》によってイエスさまを証ししました(8節)。宗教指導者たちは彼を苦々しく思い、悪評を立てて訴えました。しかし、ステファノは悪意に囲まれても動じませんでした。彼の心は変わらず、天におられるイエスさまに向いていました。 

*** 

天の父なる神さま、さまざまな出来事が起こり動揺する時にも、御子イエスによって救われた恵みの事実に変わりがないことを思い起こさせ、平安をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/25/2022

この日も主と共に【585】使徒言行録より(27)

一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人・・・を選んで、使徒たちの前に立たせた。 (使徒言行録6章5、6節) 

*** 

《“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。》(3節)仲間を支えるために、十二人(使徒)とは別に仕事をする人々を選ぶことになりました。そして務めにふさわしい人々が見つかりました。彼らは《神の言葉》を伝えるために役割を分担しました(7節)。わたしたちも《信仰と聖霊》によってそれぞれが役割を持ち《キリストの体》を作り上げています(参照 コリント一12章27節)。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは福音をこの世界に語り続けるために、御声椅子を信じる者たち一人一人に役割を与えておられます。自分の役割を受けとめ、力を合わせるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/24/2022

この日も主と共に【584】使徒言行録より(26)

〔十二人は言った。〕わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。・・・わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。
(使徒言行録6章2、4節) 

*** 

『できればする方が良いこと』や『そうして欲しいと周囲から期待されること』があります。しかし、十二人(使徒たち)が選ぼうとしたことは、『その場で本当に必要なこと』、『本当に必要なもののために自分が果たすべきこと』でした。彼らは《神の言葉をないがしろに》しない道を求めました。日本の救世軍の草分けである山室軍平はある著書で『“良いこと”はときに“最も良いこと”の障害となる』と記しています。心に留めたいと思います。 

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天の父なる神さま、あなたの福音を生活全体に受け入れることを大切にできますように。そのために必要なことを見分け、取り組むことができるように助けてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/23/2022

この日も主と共に【583】使徒言行録より(25)

〔ペトロは言った。〕・・・あなたは人間を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。(使徒言行録5章4節) 

・・・キリストに仕える者、神の秘められた計画をゆだねられた管理者・・・に要求されるのは忠実であることです。(コリントの信徒への手紙一4章1、2節) 

*** 

バルナバはキリストを証しする人々のために、畑を売った代金をみな献金として献げました(4章37節)。これを見たアナニアとサフィラも後に続こうとしましたが《土地の代金をごまかし》、その一部を“全部”と偽って献金しました(3節)。それは神への献身を装って、人から称賛を得ようとする行為であり、神を欺く罪でした。わたしたちに必要なことはありのままを、真心から献げることです。 

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天の父なる神さま、御子イエスによって変わることのない救いと愛を与えてくださったことを感謝します。主に信実に応答して歩めるように助け、導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/22/2022

この日も主と共に【582】使徒言行録より(24)

使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び・・・毎日、神殿の境内や家々で絶えず教え、メシア・イエスについて福音を告げ知らせていた。
(使徒言行録5章41、42節) 

*** 

イエス・キリストを伝えた使徒(弟子)たちは、宗教の指導者たちに憎まれ、牢に入れられました(4章1~31節、5章17~42節)。しかし彼らは《福音》を告げ知らせました。イエスさまは十字架にかかられる前、《わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる》と語られました(ヨハネ12章26節)。使徒たちは聖霊の助けを受けて、イエスさまに応答するものとなりました。 

*** 

天の父なる神さま、弟子たちのようにわたしたちも祈りと賛美を絶やさず、御子イエスの福音と共に歩み続けることができるように、聖霊の助けと力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/21/2022

この日も主と共に【581】使徒言行録より(23)

神が死者の中から復活させられたあのナザレの人、イエス・キリストの名・・・わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。
 (使徒言行録4章10、12節) 

*** 

神殿の祭司や指導者たちは、イエスさまの復活を証しするペトロとヨハネにいらだち、二人を牢に入れました。そして、イエスさまをついて語るなと脅しました。しかし、二人は脅しには屈せず、かえって他の弟子たちと共に《思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください》と祈りました(29節)。弟子たちは聖霊によって力を受け、勇気を出して、イエスさまを人々に証ししました。 

*** 

天の父なる神さま、信仰をもって生きる時に、誤解や批判を受けることがあります。わたしたちにも聖霊のみわざを新しく現してください。確信と平安をもって御子イエスの救いのもとに立つものとしてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/20/2022

この日も主と共に【580】使徒言行録より(22)

〔ペトロは言った。〕・・・この人を、イエスの名が強くしました。それは、その名を信じる信仰によるものです。イエスによる信仰が、あなたがた一同の前でこの人を完全にいやしたのです。
(使徒言行録3章16節) 

*** 

生まれながら足の不自由な男がイエス・キリストを信じて歩けるようになりました。驚く人々に、ペトロはイエス・キリストが神の《僕(しもべ)》(13、26節)、《聖なる正しい方》(14節)、《命への導き手である方》(15節)、《メシア(救い主)》(18、20節)であり、《あなたがた一人一人を悪から離れさせ・・・祝福にあずからせるため》に来られたと伝えました(26節)。イエス・キリストを伝えることは、相手を説き伏せることではなく、祝福を伝えることです。 

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天の父なる神さま、イエス・キリストによって祝福にいれてくださることを感謝します。日ごとに新しい恵みをかぞえ、分かち合うものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

この日も主と共に【579】使徒言行録より(21)

ペトロは言った。「わたしには金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
(使徒言行録3章6節) 

*** 

ペトロとヨハネが神殿に出かけた時、《美しい門》と呼ばれる入口に《生まれながら足の不自由な男》がいました(2節)。金や銀で飾られた門の下で施しを乞わねばならない皮肉な日々を重ね、彼は40歳を過ぎていました(4章22節)。その彼に、ペトロはイエス・キリストを信じて新しく生きなさいと語りました。すると男は歩けるようになり、神を《賛美》しました(8、9節)。金や銀にまさるイエス・キリストという人生の宝を、神さまは与えてくださいます。 

*** 

天の父なる神さま、わたしたちを愛し、そのしるしとして御子イエスを与えてくださったことを感謝します。いろいろな状況に置かれる時に、そこでイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩くものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/18/2022

この日も主と共に【578】使徒言行録より(20)

こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。(使徒言行録2章47節後半) 

*** 

この一節に教会(小隊)の伝道と成長について大切な点が含まれています。
① 仲間に加わったのはたんに人付き合いや活動に興味を覚える人々ではなく、イエス・キリストを救い主として受け入れて《救われる人々》でした。
② 仲間に加わった人々と先に信じた人々との間に区別はなく、みな《一つ》になりました。
③ 伝道の成果と成長は見た目には人間の働きですが、その背後で《主》ご自身が働かれました。
④ 教会の伝道と成長は《日々》に起こりました。日ごとに新しい聖霊の力と導きがありました。 

*** 

天の父なる神さま、わたしの生活の場に、また、わたしたち教会・小隊にあなたの救いの恵みと力を新しく現してください。これからも御子イエスを信じる人が加えられるように主の御業に信頼し、従う者とならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/17/2022

この日も主と共に【577】使徒言行録より(19)

〔信者たちは〕毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。(使徒言行録2章46、47節) 

*** 

聖霊を受けた弟子たちは、①聖書を学び、②礼拝し、③交わりを持ちました。それらと共に、④イエス・キリストが救い主であることを証ししました。そして彼らの《喜びと真心》が周囲に伝わり、《民衆全体から好意を寄せられ》ました。今日、教会・小隊は規模や活動の仕方にはさまざまな違いがありますが、イエス・キリストを信じて生きる喜びにおいては同じ所に立っています。そしてそれぞれの個性がイエスさまを証しするために生かされています。 

*** 

天の父なる神さま、あなたの愛と救いを感謝します。新しい喜びと自由と平和を告げてくださる御子イエスを喜び、救い主として証しするものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/16/2022

この日も主と共に【576】使徒言行録より(18)

信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。
(使徒言行録2章44、45節) 

*** 

聖霊を受けた弟子たちは、お互いの食物・持ち物・財産を分かち合いました。個人の所有を禁止する組織や規則が作られたのではありません。《おのおのの必要》を率直に現わすことができ、またそれらを見過ごしにせず支え合うという、自発的で、寛大な交わりが誕生しました。この時に初めて、彼らが《信者たち》と称されていることは興味深いことです。神の愛の交わりは心と実際が結び合う交わりであることを、弟子たちの姿は教えてくれます。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは教会・小隊にわたしたちを集め、共に信仰の道を歩むものとしてくださいました。自分の責任を担うこと、必要を分かち合うこと、支え合うこと、それぞれを大切にして歩めるように導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン 

6/15/2022

この日も主と共に【575】使徒言行録より(17)

彼らは・・・パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 (使徒言行録2章42節) 
主に向かって喜び歌おう。(詩編95編1節) 

*** 

聖霊を受けた弟子たちは、心を合わせて神を礼拝しました。《パンを裂くこと、祈ること》という表現は、弟子たちが神殿と家庭のどちらにおいても神を礼拝したことを表わしています。また家庭の礼拝では、実際に食事もしていたようです(46節)。弟子たちは食事の機会にイエスさまと過ごしたことを思い起こし、神の愛を確認したのだろうと思います。弟子たちの礼拝と交わりは結び合っていました。それは今も教会・小隊が大切にしたいと願っていることです。 

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天の父なる神さま、わたしたちの小隊(教会)、またそれぞれの家庭や暮らしの場を、あなたへの礼拝の場として清め、お守りください。どの場所にあってもあなたを見上げ、あなたの愛を受けとるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/14/2022

この日も主と共に【574】使徒言行録より(16)

彼らは・・・相互の交わり・・・に熱心であった。
(使徒言行録2章42節) 
わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。
(ヨハネの手紙一1章3節) 

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聖霊を受けた弟子たちは、集まって一つになることを大切にしました。弟子たちの一致は「交わり」と呼ばれます。教会・小隊の「交わり」の土台は《御父と御子イエス・キリストとの交わり》、すなわち神の愛の交わりです。性別・世代・職業・趣味関心などが異なっていても、わたしたちが教会・小隊に集まることができるのは、聖霊が神の愛の交わりの中へわたしたちを入らせてくださるからです。 

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天の父なる神さま、あなたが愛の交わりに迎えてくださったことを感謝します。教会・小隊の交わりを祝福し、さらにそれぞれの家族や友や生活の場へとあなたの愛と恵みが広がるように導いてださい。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/13/2022

この日も主と共に【573】使徒言行録より(15)

彼らは、使徒の教え・・・に熱心であった。
(使徒言行録2章42節) 
この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます。
(テモテへの手紙一3章15節) 

*** 

聖霊を受けた弟子たちは《使徒の教え》を熱心に学びました。細かく言えば、《使徒たちが伝えた、主であり救い主である方の掟》です(ペトロ二3章2節)。その教えがまとめられ、現在の新約聖書となっています。聖霊は聖書の御言葉を通して働かれます。そして、聖書の御言葉を生きた言葉として心に宿らせてくださいます。 

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天の父なる神さま、あなたは命の言葉として聖書を与え、また、聖書を学び合える場所として教会・小隊を備えてくださいました。共に聖書の御言葉を学び、人生の糧と力を分かち合う歩みを聖霊によって導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/12/2022

この日も主と共に【572】使徒言行録より(14)

彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。
(使徒言行録2章42節) 

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ペンテコステ(聖霊降臨日)はしばしば「教会の誕生日」と呼ばれます。聖霊を受けた弟子たちの証言(あかし)によって、多くの人がイエスさまを信じ仲間に加わったからです。ただし、その時まで教会が存在しなかったのではありません。イエスさまは十字架につけられる前に祈られました。「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。」(ヨハネ17章16節)この祈りにおいて、教会は生まれています。それは、イエス・キリストの御名によって一つとなる集まりです。わたしたちもその一員です。 

*** 

主イエスよ、わたしたちが、また、わたしたちの教会・小隊があなたの祈りのうちに覚えられていることを感謝します。あなたの聖なる御名によってわたしたちを守り、あなたと父なる神の愛の中で支えてください。アーメン

6/11/2022

この日も主と共に【571】使徒言行録より(13)

ペトロの言葉を受け入れた人々は洗礼を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった。
(使徒言行録2章41節) 

*** 

ペトロは聖書を引用し、自分の体験を交えつつ、イエスさまが復活されたキリスト(主)であり、メシア(救い主)であることを力強く証言しました。彼の言葉を受け入れ、イエス・キリストを信じた人々は《三千人ほど》だったと記されています。ちなみに、日本における救世軍の現在の兵士(信徒)の数は2,159人です。ペンテコステに起きた出来事の大きさを覚えます。これはペトロの弁舌が巧みだったからではなく、ペトロを通して聖霊が力強く働かれたからです。この聖霊が今もわたしたちと共におられます。 

*** 

天の父なる神さま、聖書の言葉を通して、また、聖霊の働きを通して力を与えてください。御子イエスを知り、救われた幸いを、たんに知識や情報としではなく、自分の証しとして表していくものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/10/2022

この日も主と共に【570】使徒言行録より(12)

ペトロは彼らに言った。
「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」
(使徒言行録2章38節) 

*** 

ペトロは人々に、①悔い改め(心の向きをイエスさまへと転換すること)、②イエス・キリストの名による洗礼(イエスさまを救い主として信じ、受け入れること)を求めました。
それらによって、①罪の赦し(古い生き方との決別)、②聖霊(新しい生き方の保証)が与えられると説きました。
この招きと約束は、今の時代においても有効です。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは御子イエスによってわたしたちに新しい人生を与えてくださいます。御子を受け入れ、救いの中を歩むものとならせてください。これからも御子を信じる《仲間》が増し加えられるように、わたしたち教会・小隊に力を与え、用いてください(41節)。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/09/2022

この日も主と共に【569】使徒言行録より(11)

イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。
(使徒言行録2章33節) 

*** 

ペトロは人々に、
①聖書の預言の成就、
②イエスさまの十字架の死、
③イエスさまの復活について語りましたが、さらに続いて、
④イエスさまが天に上げられ、《神の右》に着かれたこと(昇天)、
⑤イエスさまが聖霊を送ってくださったことを語ります。
これら一連の出来事は、《イエスを、神は主とし、またメシアとなさった》ことを表しています(36節)。
イエス・キリストを信じるとは、すばらしい歴史上の人物として敬うだけではなく、わたしたちのために人となって来てくださった救い主として受け入れることです。 

*** 

主イエスよ、神から離れ、罪のなかをさまようわたしたちにご自分から来てくださり、命をかけて救い出してくださったことを感謝します。弟子たちと共にわたしたちも、「わたしの主、わたしの神よ」とあなたを信じ、告白します。アーメン(ヨハネ20章28節、フィリピ2章10、11節)

6/08/2022

この日も主と共に【568】使徒言行録より(10)

神はこのイエスを復活させられたのです。
わたしたちは皆、そのことの証人です。
(使徒言行録2章32節) 

*** 

ペトロは、①聖書の言葉(ヨエル書)の実現、②イエスさまの十字架の死について語った後に、③神がイエスさまを《死の苦しみから解放して、復活させられ》たと話を進めます(24節)。ペトロは詩編16編を引用し、《わたしたちは皆・・・証人です》と力強く言い切りました(参照 詩編16編8~11節)。わたしたちの救いに必要なことは、聖書にみな十分に記されています。旧約聖書と新約聖書の全体が、わたしたちの救い主イエス・キリストを指し示しています。 

*** 

天の父なる神さま、聖書の言葉に耳を傾け、あなたの愛を知り、御子イエスによる救いを受け、聖霊の助けと共に進むものとならせてください。小隊・教会において共に聖書を学び、心の糧をいただき、人生の確かな土台を分かち合うものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/07/2022

この日も主と共に【567】使徒言行録より(9)

このイエスを神は、お定めになった計画により、あらかじめご存じのうえで、あなたがたに引き渡されたのですが、あなたがたは律法を知らない者たちの手を借りて、十字架につけて殺してしまったのです。
(使徒言行録2章23節) 

*** 

イエスさまが受けられた十字架はローマの死刑でしたが、それを要求したのはユダヤの宗教指導者たちや心変わりした群衆でした。当時は彼らを恐れたペトロは、今は大胆に、イエスさまを死に至らせた罪を問いました。それだけでなく、人間の罪によっても揺らがされない神の《計画》があるとも語りました。ペトロは聖霊の助けによって、イエスさまについて、また、神の救いについて心の目が開かれ、勇気をもって言い表せるようになりました。 

*** 

天の父なる神さま、わたしたちの救いとなられた御子イエスの十字架を仰ぎます。あなたのかぎりない救いを知り、あなたの御心と共に歩めるように助けてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/06/2022

この日も主と共に【566】使徒言行録より(8)

・・・ナザレの人イエスこそ、神から遣わされた方です。神は、イエスを通してあなたがたの間で行われた奇跡と、不思議な業と、しるしとによって、そのことをあなたがたに証明なさいました。
(使徒言行録2章22節)
 

*** 

ペトロは声を張り上げて、イエスさまが《神から遣わされた方》であると人々に伝えました。

そして、イエスさまのお働きについて、
①奇跡(神の力が現れたこと)、
②不思議な業(人が癒され、救われたこと)、
③しるし(ご自分が救い主であることや神の国を示されたこと)
であると語りました。
ペトロは聖霊によってイエスさまがどのようなお方であるかを深く知り、心を動かされ、語りました。 

*** 

天の父なる神さま、御子イエスとの出会いという贈り物をくださったことを感謝します。これからも御子がわたしたちにとって大切な友でいてくださることを教えてください。そして、平安と喜びと力を新たにお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/05/2022

この日も主と共に【565】使徒言行録より(7)

これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。『神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。・・・』
(使徒言行録2章16、17節) 

*** 

ペンテコステの日、イエスさまの約束のとおり聖霊が弟子たちに降りました。不思議がる人々に向かって、ペトロは旧約聖書の預言者ヨエルの言葉を説明し(ヨエル書3章1節)、さらに進んで、《神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いで》くださった救い主イエス・キリストを伝えました(33節)。聖霊は、わたしたちが神の御言葉(聖書)を理解し、伝えることを助けてくださいます。 

*** 

聖霊よ、わたしたちの内に来て、宿ってくださることを感謝します。《弁護者》また《真理の霊》としてわたしたちを教え、信仰と希望と愛と共に歩むことができるように助けてください。アーメン(参照 ヨハネ16章7、13節)

6/04/2022

この日も主と共に【564】ペンテコステに備えて

あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼(バプテスマ)を授(さず)け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。
(マタイによる福音書28章19、20節) 

*** 

イエスさまが天に昇られる時、弟子たちに新しい使命をお与えになりました。
①世界の人々に福音を伝えること、
②人々をイエス・キリストに従う弟子とすること、
③洗礼(バプテスマ)を授けること(人々を神の救いに与らせること)、
④イエス・キリストの言葉を教えること、
これらは今も教会(小隊)の土台です。神さまはご自分の大きな御心と御業に、わたしたちの心と人生を結び合わせてくださいます。 

*** 

天の父なる神さま、あなたの御力を感謝します。
御子イエスさま、あなたの愛を感謝します。
聖霊なる神さま、あなたの導きを感謝します。
世界の人々が分け隔てなく、あなたの救いの言葉、愛の言葉、命の言葉を聴くことができるように、わたしたちを用いてください。アーメン

6/03/2022

この日も主と共に【563】使徒言行録より(6)

一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
(使徒言行録2章4節) 

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ペンテコステの日、聖霊を受けた弟子たちは「ほかの国々の言葉で話しだし」ました(4節)。大切な点は、何語を話したのかということよりも、彼らが周囲を恐れず、確信をもって、大胆に語ることができたということです。「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です」と(32節)。そのため、〈天下のあらゆる国〉からエルサレムに来ていた人々は〈めいめいが生まれた故郷の言葉〉で〈神の偉大な業〉を聞くことができました(5、8、11節)。聖霊はわたしたちに自由に働きかけ、神の恵みの出来事に参加させてくださいます。 

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天の父なる神さま、聖霊の働きを新しくお与えください。そして、大切なこと、必要なこと、何よりもあなたの救いの恵みをのびやかに表すものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/02/2022

この日も主と共に【562】使徒言行録より(5)

主イエスがわたしたちと共に生活されていた間・・・いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証人になるべきです。
(使徒言行録1章21、22節)
 

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使徒(12人の弟子)の一人、イスカリオテのユダはイエスさまを裏切り、亡くなりました(マタイ27章3~10節)。そこで弟子たちは主の御心を求めて祈り、マティアを新しい使徒として選びました。マティアもイエスさまに従い、イエスさまの死と復活を証しする者でした。今も教会(小隊)にはさまざまな人が集い、さまざまな働きがありますが、〈主の復活の証人〉という共通の土台の上にあります。 

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天の父なる神さま、あなたはわたしたちを〈主の復活の証人〉である教会(小隊)に加えてくださいました。共に祈り、主に従う歩みを支えてください。復活された主と共に生きる喜びを分かち合うものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン

6/01/2022

この日も主と共に【561】使徒言行録より(4)

彼ら〔使徒たち〕は皆、婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。・・・百二十人ほどの人々が一つになっていた。
(使徒言行録1章14、15節) 

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復活されたイエスさまは、聖霊を遣わすと弟子たちに約束されました。その約束は、イエスさまが天に上られてから十日後に実現しました。それまでの間、弟子たちは〈絶えず神殿の境内にいて、神をほめたたえてい〉ました(ルカ24章53節)。また、共に集まり、〈熱心に祈ってい〉ました。神の約束を待ち望み、実現を見るために、賛美と祈りは欠かすことのできない大切なものです。 

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天の父なる神さま、わたしたち一人一人の日常を、また、共に集まる小隊・教会を賛美と祈りの場として清くし、お守りください。わたしたちの賛美と祈りを励まし、あなたに向かって心をあわせるものとしてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン