さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。(ルカによる福音書2章22節)
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ヨセフとマリアは、神様から与えられた子とはいえ、生まれたイエス様に特別扱いを求めませんでした。
そして、神様が神の民にお与えになった《律法》(今日の旧約聖書の一部)に則って、出産後の手続きを進めていきます。
①命名:誕生から八日目に《イエス》と命名しました(21節)。
②清め:男児の出産から《清めの期間》として定められている四十日間を過ごし、《山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げ》ました(24節、参照レビ記12章1~3節)。
③聖別:《初めて生まれる男子》としてイエス様を《主に献げるため》に、エルサレムに向かいました(22、23節、参照出エジプト13章2、12節)。
ヨセフとマリアにご自身をゆだねる仕方で、幼子であったイエス様は神様のものとして、神様の御心に従う歩みを始められました。そして、わたしたちをも神の子、神の民とする道を開いてくださいました。
クリスマスには“続き”があります。
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主イエスよ、あなたはこの世にお生まれになり、神様の御心に従い抜かれ、十字架で死なれ、復活されました。わたしたちも神のものとなって生きるようにとのあなたの招きを受け入れるものとならせてください。アーメン