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預言者エレミヤはしばしば悲しみを歌に表しました(参照歴代誌下35章25節)。『哀歌』は、都エルサレムが滅ぼされた時に作られたと伝えられています。ただしエレミヤは悲しみに暮れて終わらず、《苦汁と欠乏の中で/貧しくさすらったときのことを決して忘れず、覚えているからこそ/わたしの魂は沈み込んでいても再び心を励まし、なお待ち望む》と希望を表明します(19~21節)。悲しみであっても、《主に望みをおき尋ね求める魂に/主は幸いをお与えになる》ことを知る道となり得ると聖書は語ります(25節)。
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天の父なる神様、あなたはわたしたちの悲しみを顧み、『もう泣かなくてよい』と涙を拭ってくださいます。死から復活された御子イエスの慰めと力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン