12/16/2022

アドベントの黙想 2022【16】

《第16日目》 
クリスマスの祝福をお祈りいたします。 
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幼子のイエスは、人から期待される存在ではなかった。 

神が人となられたのに。 

その目的は、わたしたちの幸いのためであったのに。 


しかし、そのような神は、当時も今も、人が常日頃から抱いている期待とは大きくかけ離れていたのだ。 

人は、愛する神を何よりも先に求めていたというわけではなかった。 

人が求めていたのはむしろ、力強い神だ、そう、全能の神だ。 

何よりもまず、愛する神を求めようという人はいるだろうか。 

これは今もなお、多くの人に投げかけられている課題である。 


このような人のありさまを知ったうえで、イエスは大切なことを弟子たちに教えられた。 

「互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」(ヨハネによる福音書13章35節) ※ 


イエスに従うことは、儀式を行うことではない。 

目に見えるしるしを手にすることではない。 

ある地位に就くことではない。 

何か力を得ることではない。 

さらに言えば、善い行いができるかどうかの問題でもない。 


イエスに従う者を見分ける、はっきりとしたしるしは、愛だ。 

それゆえ、イエスに従う道は純粋で、一本の道なのだ。 

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※原文(英語)では、この文は16個の単語から成り立っている。