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神殿再建からエズラのエルサレム帰還の間のこと、ペルシア国ではイスラエル人の娘エステルが王妃に選ばれました(紀元前479年頃、エズラ記6章と7章の時期)。大臣ハマンはイスラエル人を《ユダヤ人》と呼んで嫌い、民族ごと滅ぼそうと企てました。彼女は叔父モルデカイの叱咤(しった)激励(げきれい)を受けて勇気を出し、計画を練り、王妃の立場を活かして仲間を助けました。エステルの場合は神から奇跡的な力や助けを経験しませんでしたが、彼女に備わっていた才覚、人間関係、境遇を通して神の御心と御力が現わされました。
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天の父なる神様、エステルのように、わたしたちにも《この時のためにこそ》という役割があることを教えてください。それを担う勇気と知恵と力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン