イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。(マタイによる福音書4章1節)
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イエス・キリストは《荒れ野》に行き、悪魔からの誘惑を受けられました。それは不測の事態ではなく、むしろ聖霊に導かれる歩みの一部でした。悪魔は、イエス・キリストに《神の子なら》奇跡を起こして自分を証明してみせよと語り(3、6節)、さらに自分を拝むことが成功の道だと告げました(9節)。しかし、イエス・キリストは三度、神の言葉(旧約聖書『申命記』の言葉)を引用し、神に聞き従うことこそが命であると明らかにして、悪魔を退けられました。イエス・キリストを信じることは、イエス・キリストご自身がそうであったように、神の言葉(聖書)を受け入れ、命の導きと力を受けとって歩むことでもあります。
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主イエスよ、あなたの歩みにならい、わたしたちの思いや言葉や行いが神の言葉、聖書に裏付けられたものであるように教え、導いてください。アーメン