天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。(マタイによる福音書6章9節)
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「主の祈り」は、六つの祈りから成り立っています。前半の三つは神についての祈りです。後半の三つはわたしたち人間についての祈りです。第一番目は、神の《御名が崇められますように》と祈ります。この祈りは、神を願いごとをかなえてくれる便利な存在にしてしまわず、《天におられるわたしたちの父》として、すなわち、わたしたちを作られ、愛しておられる、生きたお方として信じることを意味しています。そのためにイエス・キリストは、神がどのようなお方であるかを弟子たち、わたしたちに教え、神の《御名》を示してくださいます(ヨハネ17章6、26節)。
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天の父なる神さま、御子イエスの言葉を通して、あなたの御名を教えてください。ご自分を信頼する者に平安と力を約束される、あなたの御名と共に歩ませてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン