〔イエスは〕食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐいでふき始められた。(ヨハネによる福音書13章4、5節)
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主イエスは十字架につけられる前夜、ユダヤの祭り、過越祭(すぎこしさい)の食事を弟子たちと共にされました。その食事は主の晩餐や最後の晩餐と呼ばれています。それは主イエスが《この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた》機会でもありました(1節)。当時、客人の足を洗うのは召使いの仕事でしたが、主イエスは自ら弟子たちの汚れた足を洗われました。そのお姿に、わたしたちのありのままの姿を受け入れ、新しくする神の愛が示されました。
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主よ、あなたはわたしの今あるところに神の愛をもたらし、いやし、新しくしてくださいます。愛と力に満ちたあなたの御手によって支えてください。アーメン