預言者たちは、自分たちの内におられるキリストの霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光についてあらかじめ証しされた際、それがだれを、あるいは、どの時期を指すのか調べたのです。(ペトロの手紙一1章11節)
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イエス・キリストを信じる人、将来について《生き生きとした希望》を神から与えられ(3節)、また、今も《神の力により、信仰によって守られ》ていると(5節)、ペトロは語ります。これはペトロたちが生み出した思想ではありません。ペトロは、《あなたがたに与えられる恵みのことをあらかじめ語った預言者たち》(10節)、また、《天から遣わされた聖霊に導かれて福音をあなたがたに告げ知らせた人たち》(12節)がいて、教会の仲間のために大切なことを語ってきたと言います。これは聖書の言葉を指しています。聖書は人が著した書物ですが、聖霊(神の霊)に導かれて書かれており、神様のお考えやご計画、そして何よりも救いの良い知らせ、《福音》が告げられています。聖書はわたしたちに希望や励ましを与える神の言葉です。
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天の父なる神様、聖書をあなたの言葉として読み、あなたがわたしに届けようとしておられる救いの言葉、愛の言葉、慰めの言葉、励ましのことば、望みの言葉を大切に受けとるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン