9/08/2023

この日も主と共に【970】

わたしは、忠実な兄弟と認めているシルワノによって、あなたがたにこのように短く手紙を書き、勧告をし、これこそ神のまことの恵みであることを証ししました。この恵みにしっかり踏みとどまりなさい。(ペトロの手紙一5章12節)

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ペトロの手紙は、彼自身がすべてを書いたのではなく、ペトロの語ったことを《忠実な兄弟・・・シルワノ》が書き起こしました。《シルワノ》は《シラス》とも呼ばれ、もとはアンティオケア教会の《兄弟たちの中で指導的な立場にいた人》であり、《預言する者》、すなわち聖書に基づいて神様の御心を伝える人でした。そして、パウロやテモテと一緒に各地を訪ね、イエス・キリストが救い主であると宣べ伝えました(参照使徒15章22、32、40節、27~28章、コリント二1章19節、テサロニケ一1章1節、テサロニケ二1章1節)。シラスがどのような経緯でペトロのそばにいるようになったのかはわかりませんが、彼はパウロにとっても、ペトロにとっても良き信仰の友であり、イエス様のために協力しました。今も教会・小隊は、シラスのような人たちによって担われ、支えられています。

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天の父なる神様、教会・小隊においてイエス様にの愛につながり、共にあなたを見上げて生きる《忠実な友》となることができますように、教え、導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン