アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。・・・ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。
(マタイによる福音書1章1、16節)
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《系図》は、先祖からの代々のつながりを記録したものです。その人がどのような人物で、どのような背景をもっているのかを知る手がかりにされることがあります。自分の系図を誇る人もいれば、目に触れないようにする人もいます。
イエス様の《系図》には、ユダヤ人の歴史においては理想的な信仰者や勇敢な王が登場します。しかし彼らも完ぺきな人物でありませんでした。ほかにも、ふつうの人や当時であればわざわざ名前を取り上げないだろうと思われる人の名前も系図には含まれています。
イエス様は、特定の選ばれた人たちのためだけなく、すべての人のために、すべての人の背景に関わるようにして、この世にお生まれになりました。良いことも悪いことも混ざり合うこの世界のただ中に来られ、わたしたちを救われます。
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天の父なる神様、すべての人のために、わたしたちと同じものとなってお生まれになった御子イエス様を救い主として知り、受け入れるものとならせてください。イエス様によって、あなたの愛の系図に連ならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン