新年おめでとうございます。
暦は新しくなりましたが、教会におけるクリスマスの期間はなお続きます。
そこでなおしばらく「クリスマスの祈り&新年を迎える祈り」と題して、聖書の言葉とお祈りを分かち合っていきたいと思います。
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シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民イスラエルの誉れです。」(ルカによる福音書2章28~32節)
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エルサレムの神殿にシメオンという人が来ていました。彼は、《主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けて》いました(25、26節)。シメオンはヨセフとマリアとイエス様を見つけ、イエス様に会ったことを大いに喜びました。《この僕を安らかに去らせてくださいます》という言葉は、《万民のために整えてくださった救い》であるイエス様にお会いしたことによって、自分のいっさいが神様の救いの御手のうちにあるー地上においても、たとえそうでなくともーという確信を与えられたことを示しています。シメオンは、イエス様を抱きつつ、神様の大きな御手に抱かれていました。
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天の父なる神様、《彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え・・・生涯、彼を満ちたらせ わたしの救いを彼に見せよう》との約束を、御子イエス様によって、わたしたちの人生にも真実なものとしてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン(参照詩編91編14~16節)