・・・主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。(マタイによる福音書2章19~21節)
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主の天使がヨセフの夢に現れ、ヘロデ王がイエス様の命を狙っていると告げました。そこでヨセフとマリアとイエス様はエジプトへ逃れました(13~15節)。ヘロデ王が亡くなったのち、三人は《イスラエルの地へ帰って来》ました。しかし、ヘロデの後を継いだアルケラオは父に劣らぬ暴君であり、ふたたび身の安全を考えなければなりませんでした。そうしたところ、《夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、ナザレという町に行って住》みました(22~23節)。イエス様は神様の御子でありながら、この世では安全な居場所を求めて避難する生活を経験されました。そのうえで自らが《道》となり、わたしたちを神様のみもとへ、神の国へと導いてくださいます(参照ヨハネ14章6節)。
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天の父なる神様、さまざまなことが起きる中で、イエス様をまことの道として歩むことができるように、聖霊の助けと導きをお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン