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アテネの町を訪ねたパウロは、《至るところに偶像があるのを見て憤慨》しました(13節)。ただし、パウロはアテネの人々を非難はせず、《『知られざる神に』と刻まれている祭壇》を糸口にして(23節)、まことの神さまを宣べ伝えました。日本の救世軍の草分けである山室軍平中将も、日本人の信仰心を論評することよりも、聖書が伝える神さまこそが『信じてまことに甲斐(かい)のあるお方』であると伝えることに心を砕きました。福音の柔軟さを学びたいと思います。
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天の父なる神さま、あなたの愛の深さ、救いの大きさをこれからも教えてください。あなたの恵みによって心を広げられ、柔軟な言葉と行いを育み、福音がそのままに伝わることを大切にできる歩みを導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン