7/15/2022

この日も主と共に【604】使徒言行録より(46)

ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります。(使徒言行録27章25節) 

*** パウロは身柄をローマに移されることになり、船に乗せられました。パウロは旅の経験にもとづいて安全な航行を忠告しましたが、周囲は耳を貸しませんでした(10、11節)。その結果、一行は難船してしまいました。落胆する人々に対して、パウロは《元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はない》と励ましました(22節)。一人の囚人であったパウロが看守や船乗りや他の囚人たちを励ますとは、じつに驚くべき逆転の出来事です。神さまを信頼して生きる人は、パウロだけでなくわたしたちも、この逆転の強さを神さまから与えられています。 

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天の父なる神さま、わたしたちの目には可能性がないと思えるような状況であっても、あなたは道を開き、御心を実現なさいます。あなたを信頼し、「わたしは弱いときにこそ強い」と言いきることができたパウロの信仰、確信、平安、希望、勇気を学び取らせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン(参照 コリント二12章10節)