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裁判に臨んだパウロは、総督フェストゥスとアグリッパ王に対しても臆することなく、イエス・キリストを宣べ伝えました。これを聞いたフェストゥスはたまらず、《お前は頭がおかしい。学問のしすぎで、おかしくなったのだ》と言い(24節)、アグリッパも《短い時間でわたしを説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか》と言いました(28節)。それでもパウロは《私のようになって》ほしいと訴えました。それは自慢などではなく、イエス・キリストを信じてほしいというパウロの心からの訴えでした。
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天の父なる神さま、自分が望む《わたし》や他の人々が期待する《わたし》にまさって、イエス・キリストによって新しく創造された《わたし》となって生きるものとしてください。『わたしのようになってほしい』とパウロが語りえたような、健やかな確信に立たせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン