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わたしたちの文化や生活は「まわりとの調和」が重んじられます。それ自体は大切なことです。しかし、『長いものに巻かれる』、『その場の空気を読む』といった言葉遣いがあるように、「和」という口実のもとに自分(自分の良心さえも)を抑え込もうとする圧力にさらされる場合があります。これに対して聖書は、《この世》の型枠によって自分を固定するのではなく、《何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるか》によって自分を生きなさいと勧めます。神に喜ばれて自分も喜ぶ。イエス・キリストを信じる者たちの「ぶれない生き方」の土台です。
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天の父なる神さま、さまざまな価値観が「良いこと」を掲げる状況の中で、あなたの御心を祈り求め、「もっとも良いこと」を探し、考え、取り組んでいくことができますように。必要な知恵、忍耐、勇気、力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン