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『ヘブライ人への手紙』は、外部においては迫害や反対に遭い、内部においては異なる教えによって混乱や対立に揺れる教会を励ますために書かれています。冒頭の1章ではイエス・キリストが神の御子であり、さらに、①神の言葉をこの世に伝えるお方(2節)、②世界を創造し、被造物の頂点に立つお方(2、3節)、③神ご自身をこの世に示すお方(3節)、④罪から清めるお方(3節)、⑤礼拝されるべきお方(4~6節)であると語っています。わたしたちが信じるイエス・キリストがどのようなお方であるかをくりかえしたずねることが、信仰の歩みを進める上で大切です。
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天の父なる神さま、あなたは御子イエスを通して今もわたしたちに語りかけ、救いの道へと導いてくださいます。御子を見上げ、人生を進むものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン