12/14/2022

アドベントの黙想 2022【14】

《第14日目》 クリスマスの祝福をお祈りいたします。 

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ヨハネによる福音書は、イエスの誕生について、神が人となられたと告げる。
 
そして、イエスが「恵みと真理とに満ちていた」と述べる(1章14節)。 


わたしたちも、「恵み」や「真理」についてそれぞれに測りを持っていると言えるだろう。 

しかし、神の御子は「恵みと真理とに満ちていた」というのだ。 

それゆえ、イエスだけが「父の独り子」であり、神の栄光を表すことができたのだ。 


もし、わたしたちがイエス・キリストを受け入れるのならば、それは「真理」を受け入れることにもなる。 

それは、神がわたしたちを完全理解しておられると知ることである。 

それは、神に対して隠れることはできないし、その必要はないと知ることである。 


そうしてみると、今度はイエス・キリストを敬遠したくなるという場合がある。 

そう感じるのも無理からぬことかもしれない。 

しかし、イエスを避けることが束の間の安心に思えるとしても、そうする必要は無いのだ。 

なぜなら、イエスは「真理」と同時に「恵み」にも満ちておられるからだ。 

イエスの恵みは、赦しの恵み、そして、人を新しくする恵みだからだ。 


イエスにおいて、恵みと真理は結び合っている。 

イエスのうちに、この上ない恵みと真理がある。 

イエスを迎え入れよう。