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預言者イザヤは、メシア(救い主)を意味する《若枝》という言葉を、神の《僕(しもべ)》と呼ぶ人物にも用いています(52章13節)。ただし、神の僕(しもべ)は人々に待ち望まれず、むしろ軽蔑され、無視される存在でした(3節)。じつは神の僕(しもべ)は人々の身代わりとして痛みや病を負ったのですが、人々はそのことを悟らなかったのです(4節)。これは、イエス・キリストがこの世に来られた意味を、多くの人が悟らなかったことを前もって示しています(参照 ヨハネ1章5節)。
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天の父なる神様、御子イエスがこの世に来てくださった意味を、わたしたちの痛みを担い、救ってくださるという意味を、大切に受け入れるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン