《第17日》
クリスマスの祝福をお祈りいたします。
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天使が知らせを携えてきた。
その知らせは、一度しか起こらない出来事を伝えるものだった。
それは、神の御子がお生まれになったという出来事だ。
そして、天使は神を賛美した。
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」
(ルカによる福音書2章14節)※
その言葉には、いいかげんな気持ちはない。
その言葉には、わずかな疑問さえもない。
それは、究極の賛美だ。
それは、神からの究極の贈り物に対する応答だ。
そして、天使は平和を告げた。
神からの平和を。
神と共にある平和を。
内にあるものの平和を。
心の平和を。
すべての平和は神の内に見出すことができる。
御子の誕生は、平和の道なのだ。
平和は御子の内にある。
そして、御子と正しく共にいるならば、
そのものの内にも平和はある。
わたしたちが共に御子を受け入れるならば、
御子はわたしたちに平和を与えてくださる。
人のあらゆる理解を超える、神の平和を。
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※原文(英語)では、この文は17個の単語でできている。