《第20日》
クリスマスの祝福をお祈りいたします。
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イエスは語られた。
神がもっとも大切なこととして命じておられることは、愛することだ、と。
マタイがその言葉を書き留めている。
「律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか」と、イエスに質問した人がいた。
イエスはお答えになった。
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」(マタイによる福音書22章37節) ※
神がもっとも大切なこととして命じておられることは、
奉仕することではない。
規則に従うことではない。
礼拝を執り行うことでさえない。
もちろんそれらは大切なことだ。
しかし、もっとも大切ことは、愛することだ。
しかも、神を愛することなのだ。
飼い葉桶に寝かされた幼子に表されたのは、愛であった。
権力ではない。
武力ではない。
富ではない。
イエスを通して、神はわたしたちを招いておられる。
神を愛するように、と。
神との関係に生きるように、と。
神に近づくように、と。
神の愛を受け取るように、と。
神が共におられることを知るように、と。
そして、わたしたちがなぜ生まれたのか、その理由を発見するように、と。
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※マタイによる福音書22章37節は、原文(英語)では20個の単語から成り立っている。