敬愛するテオフィロさま、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。(ルカによる福音書1章3節)
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ルカやテオフィロはユダヤ人ではありません(異邦人)。しかし、ルカはテオフィロに、イエス・キリストの救いが《わたしたちの間で実現した事柄》であり、イエス・キリストを救い主と信じる《教えが確実なものであることを、よく分かって》ほしいと願いました(1-2、4節)。そこで多くの資料や証言を集め、調べ、『ルカによる福音書』にまとめました。ひとりの人の救いと人生のために力を注いで作られたこの福音書は、迷い出た一匹の羊を見捨てず、探し出すと言われた神の愛を映し出しています(参照15章4節)
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天の父なる神様、聖書の言葉を今のわたし自身に届けられている言葉として耳を傾け、あなたの恵みを知り、心と暮らしを確かな土台の上に築かせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン