ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。我らの父ダビデの来るべき国に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。(マルコによる福音書11章9~10節)
***
イエス・キリストは《子ろば》に乗り、都エルサレムに入られました(7節)。その姿はかつて預言者が告げた平和の王を思い起こさせました(ゼカリヤ9章9節)。そのため多くの人が歓呼し、服や枝を道に敷いて迎えました(8、9節)。ただしイエス・キリストは地上の王ではなく、神の僕(しもべ)として進まれました。「ホサナ」は「救う」と「祈る」という言葉を合わせた言葉で、「どうぞお救いください」という意味です(参照詩編118編25節)。わたしたちは十字架にかかられたイエス・キリストに、ホサナと呼びかけます。
***
天の父なる神さま、十字架にかかられた御子イエスのとりなしによって、わたしたちの祈りはあなたに届いています。どうぞわたしたちを救い、お守りください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン