2/28/2023

この日も主と共に【832】最後の一週間(2)

エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。」(ルカによる福音書19章41、42節)

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神の御子であるイエス・キリストが涙を流されました。人々の信仰の支えるはずのエルサレムが、神の御心から離れている状況を見ておられたからでした。その涙と言葉は、かつて預言者たちが告げた神の呼びかけに重なります。《わたしはだれの死をも喜ばない。お前たちは立ち帰って、生きよ。》(エゼキエル18書32節)《わたしを求めよ、そして生きよ。》(アモス書5章4節)イエス・キリストの涙とまなざしは、わたしたちにも向けられています。

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天の父なる神さま、わたしたちのために流された御子イエスの涙を大切に受けとめるものとならせてください。そして、《平和への道》をたどるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン