イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返そうとして、「わたしは罪のない人の血を売り渡し、罪を犯しました」と言った。しかし彼らは、「我々の知ったことではない。お前の問題だ」と言った。(マタイによる福音書27章3、4節)
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イスカリオテのユダは主イエスを裏切ったことを後悔しました。しかし、主イエスを捕らえる計画では仲間であったはずの人々から、《知ったことではない。お前の問題だ》と切り捨てられました。ユダは自ら命を絶ちました(5節)。そこにも裏切りがありました。人の悪意、誘惑、弱さの中、主イエスはわたしたちのための救いのため、十字架へと進まれました。《多くの人の過ちを担い、背いた者のために執り成しをしたのは、この人であった。》(イザヤ53章2節)
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主イエスよ、あなたの変わらぬとりなしと救いに心を向け続けるできるように助け、導いてください。アーメン