ピラトは祭司長たちと群衆に、「わたしはこの男に何の罪も見いだせない」と言った。しかし彼らは、「この男は、ガリラヤから始めてこの都に至るまで、ユダヤ全土で教えながら、民衆を扇動しているのです」と言い張った。(ルカによる福音書23章4、5節)
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宗教指導者たちは、主イエスが神を冒涜する罪を犯したと判決を下(くだ)しました(マルコ14章63、64節)。そして主イエスを死に追いやるべく、夜が明けるとローマ帝国の総督ピラトのもとに主イエスを連行し、ローマ帝国に対する反乱を企(たくら)む政治犯であると訴えました(2節)。また、主イエスが強い影響力を持つ危険人物であると訴えました(5節)。主イエスを攻撃して発せられた証言が、逆説的に、主イエスの教えと働きに力があることを認める証言となりました。
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主イエスよ、あなたの言葉とみわざに生き生きと関わり、教え、励まし、力を得させてください。あなたの愛や清さに感化される歩みを導いてください。アーメン