4/01/2023

この日も主と共に【865】十字架の言葉(7)

イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。(ルカによる福音書23章46節)

***

主イエスが十字架につけられてから六時間が経ちました。太陽が隠れ、辺り一帯が暗くなる中(44、45節)、主イエス《父よ、わたしの霊を御手にゆだねます》と叫ばれました。これが十字架の上の最後の言葉となりました。この言葉は聖書に記されていた祈りの言葉でしたが(詩編31編6節)、主イエスが祈られたことによって新しい祈りとなりました。死が一切の終わりとはならず、天の父である神に自らをゆだねてなお先に望みを持つことができるように、主イエスがわたしたちのために道を拓いてくださったからです。

***

主イエスよ、天の父の御心にすべてをゆだねられたあなたによって、わたしたちも天の父を信頼し、あなたを信頼して歩むものとならせてください。死に打ち勝つ道を歩まれたあなたの後に続かせてください。アーメン