4/03/2023

この日も主と共に【866】十字架の意味(1)

十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。(コリントの信徒への手紙一1章18節)

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イエス・キリストが十字架につけられた意味を、伝道者パウロは《十字架の言葉》という表現によって語ります。十字架は本来死刑の道具であり、人の罪、死、弱さ、無力さを表します。しかし、イエス・キリストの十字架はわたしたちを救い、新しい命を与え、神の作品という正しい生き方に移し、将来の希望を与えてくれます。人の救いや幸福は人の能力や功績によらず、十字架につけられたイエス・キリストによって与えられます。わたしたちの考え方や価値観を逆転させるほどの《神の力、神の知恵》が、イエス・キリストの十字架に示されています(参照22~24節)。

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主イエスよ、心を開いて《十字架の言葉》を聴くことができますように、《神の力、神の知恵》を受け取ることができますように。わたしたちを顧みてください。アーメン