霊においてキリストは、捕らわれていた霊たちのところへ行って宣教されました。この霊たちは、ノアの時代に箱舟が作られていた間、神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者です。(ペトロの手紙一3章19、20節)
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イエス様はわたしたちを救うために、十字架で死なれ、復活されました。これについてペトロは、旧約聖書に記されている《ノアの時代》との関わりから、イエス様の復活と救いの意味をさらに説きます(参照創世記6~9章)。ノアは周囲のほとんどの人が神様を信じない環境で暮らしていましたが、《その世代の中で・・・神に従う無垢な人で・・・神と共に歩》みました(創世記6章9節)。そして、ノアは《箱舟》の事件を通して、神様の救いを経験しました。ペトロたちの時代や場所とは大きく離れていますが、そこに《霊では生きる者》(18節)であるイエス様がすでに関わっておられたというのです。それほどイエス様の救いは広く、大きい。そして、今も、わたしたちがどのような状況にいるとしても、福音を反故にすることなく、救いを全うしてくださると、聖書はわたしたちのためにも語っています。
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天の父なる神様、いろいろな状況を通る時も、復活されたイエス様が共におられることを思い起こさせてください。イエス様が実現してくださった救いの広さ、深さに根づかせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン