8/18/2023

この日も主と共に【959】

キリストも、罪のためにただ一度苦しまれました。正しい方が、正しくない者たちのために苦しまれたのです。あなたがたを神のもとへ導くためです。キリストは、肉では死に渡されましたが、霊では生きる者とされたのです。(ペトロの手紙一3章18節)

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ペトロは、教会の仲間に向けて《義のために苦しみを受けるのであれば、幸いです》と語り(14節)、その理由と模範として、イエス・キリストの姿をあらためて示します(18~22節)。
①イエス様は、神様に背(そむ)く人間の罪を赦すために、ご自分は神様に対して正しいお方であったにもかかわらず、苦しみをお受けになりました。
②イエス様の苦しみは、十字架の死にもっとも表されました。それは他の誰も担うことのできない、わたしたちの救いのための《ただ一度》の苦しみでした。
③イエス様の十字架の死の苦しみはそれ自体で終わらず、死からの復活に続きます。
④イエス様は《霊では生きる者》として、今もわたしたちを《神のもとへ導》いてくださいます。

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天の父なる神様、苦しみを味わう時に、その時にも御子イエスが離れておられないことを思い起こさせてください。むしろ、復活された御子によって、わたしたちはもはや空しく終わらないことを教え、力づけてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン