そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。(ルカによる福音書1章39、40節)
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《神から恵みをいただいた・・・聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む》と言われても(33、35節)、マリアにとって男の子を産むことは大きな挑戦でした。許嫁(いいなずけ)のヨセフや両親から理解は得られるのか、周囲の人々はどのように反応するのか、状況は楽観視できませんでした。
そのようなマリアに天使はもう一つのことを告げていました。《あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている》(36節)。エリサベトもまた、神様の御言葉の力を全身で経験していました。
マリアはエリサベトを訪ね、約三ヶ月滞在しました(56節)。その間、二人は神様の御言葉についてくりかえし語り合い、ともに祈ったことでしょう。また、エリサベトはマリアを理解し、労り、支えたことでしょう。
この二人の交わりが、今の教会・小隊の交わりの原型といえます。
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天の父なる神様、あなたの御言葉をともに受けとめ、ともに祈ることのできる幸いを教えてください。そして、そのような交わりとして教会・小隊の交わりを整え、育ててください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン