12/14/2023

クリスマスの祈り【12】

・・・人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。(ルカによる福音書1章59、60節)

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ザカリアとエリサベトの夫婦に男の子が誕生しました。高齢のエリサベトの出産を興味本位ではなく、《主が・・・大いに慈しまれた》出来事であると理解して、喜ぶ《近所の人々や親類》がいました(58節)。神様は彼女を孤独にはせず、人のつながりを与えて励まされました。ただし、人々が男の子の名前を付けようとした時に、それが善意であっても彼女は断りました。天使がザカリアに、生まれてくる男の子をヨハネと名付けるようにと告げていたからです(13節)。(おそらくは身振り手振りの)ザカリアの話をエリサベトも大事に受けとめ、夫婦で神様に従おうとしていました。エリサベトの言葉はけっしてわがままではなく、神様との関係、夫婦・家族の関係、周囲の人々との関係をそれぞれ尊重し、そのうえで大切にすべきものを大切にしようとする心から生まれたものでした。

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天の父なる神様、あなたとの関係、また、あなたが与えてくださる様々な人との関係を祝福してください。そのために、愛に根ざした《真理》の言葉、《塩で味付けされた快い言葉》を教えてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン(参照エフェソ4章15節、コロサイ4章6節)