そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。・・・人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。(ルカによる福音書2章1~5節より)
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ローマ皇帝の命令により、ヨセフは出身地ベツレヘムに戻り、登録をすることになりました。その際、身重になっていたマリアをナザレに残さず、一緒に連れて行きました。距離は約150キロ。当時では一週間以上かかる旅であったようです。徒歩で移動したのか、せめてマリアだけは動物に乗って移動できたのか詳細はわかりません。ともかくもマリアにとっては出産間近なときに実家から離れ、不安と隣り合わせる旅であったと思います。そのような旅路を通してもマリアはイエス様とつながっていました。イエス様も、神様のもとからこの世に向かう旅をして来られました。神の御子が人となって生まれるという、前代未聞の旅路を進んで来てくださいました。
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主イエスよ、あなたは「インマヌエル」と呼ばれるお方、わたしたちと共にいてくださるお方です。あなたがわたしを目指して来てくださったことを喜び、心にお迎えします。アーメン