ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。(マタイによる福音書1章24、25節)
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主の天使の言葉によって、ヨセフの心は定まりました。ヨセフは、《主の天使が命じたとおり》に、すなわち、神様の御心に描かれていた自分の役割を受け入れて、マリアを妻として迎え入れました。ただし、イエス様が実際に誕生するまでの間は、ヨセフもマリアも純潔を守りました。聖書でははっきりと触れられていませんが、結婚の後、ヨセフは出産が近づくマリアの世話をし、支えたことでしょう。そして、生まれてきた子をイエスと名付けました。『ルカによる福音書』によれば、生まれてくる子をイエスと名付けるようにと、マリアも天使から言われていました(参照ルカ1章31節)。イエス様の出産と命名のために協力すること、そのようにして神様のみわざに参加していくことが、ヨセフとマリアの夫婦としての歩みの出発でした。
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天の父なる神様、あなたはご自分の愛のしるしとしてイエス様を与えてくださいました。そして、イエス様との関わりを通して、わたしたちのうちに愛を呼び覚まし、また、育んでくださいます。あなたの愛につながる生活を教え、導いてください。
イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン