7/19/2022

この日も主と共に【608】ガラテヤの信徒への手紙より(2)

だれがあなたがたを惑わしたのか。目の前に、イエス・キリストが十字架につけられた姿ではっきり示されたではないか。(ガラテヤの信徒への手紙3章1節) 

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ガラテヤの教会は、『イエス・キリストを信じるだけでは神に受け入れられない』と主張する人々によって動揺しました。それを知ったパウロは、《あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています》と落胆を隠しません(1章6節)。そのような言い方をするほど、十字架にかかられたイエス・キリストだけがわたしたちの救いであることをパウロは思い起こさせようとしています。神の救いは人間が自力で獲得できるものではなく、イエス・キリストを通して与えられる無条件の恵みです。パウロは、無条件のすばらしい神の恵みをけっして見失わないでいてほしいのです。 

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天の父なる神さま、あなたはわたしたちに何の代価も求めず、御子イエスによってわたしたちを救ってくださいました。十字架にかかられたイエス・キリストを仰ぎ、あなたの無条件の恵みを受け入れ、恵みの中で人生を築いていくものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン