7/24/2022

この日も主と共に【614】ローマの信徒への手紙より(1)

人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。 (ローマの信徒への手紙3章23、24節) 

*** 

パウロはいろいろな人を見ています。自分の欲のままに生きる人たち(1章18~32節)。道徳意識に立って他人を批評する人たち(2章1~16節)。神に特別に選ばれたと自負して信仰を誇る人たち(2章17節~3章8節)。パウロは、どの人たちも心から神を探し求めず、平和の道を知らず、破壊と悲惨の道を進んでいると指摘し、《皆、罪の下にある》と断言します(3章9~20節)。彼がこのように語るのは、《ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力》である《福音》、すなわちイエス・キリストによる救いを伝えたいからです(1章16節)。同じ福音が今も聖書を通して、わたしたちに告げられています。 

*** 

天の父なる神さま、あなたは御子イエスによってわたしたちを救ってくださいました。福音を受け入れ、あなたと共に生きるものとならせてください。罪の力から解放され、あなたの力によって立つものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン