1/27/2023

この日も主と共に【801】主イエスのたとえ(6)

ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。(ルカによる福音書18章13、14節)

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このたとえで、ファリサイ派の人が神に感謝したことは、《ほかの人たちのよう》ではないことでした(11、12節)。彼は、自分よりも信仰に劣ると思われる人々を手段にして、自分の正しさを証明しようとしたのです。他方、徴税人は、神から遠く離れている自分自身の現状を自覚し、それゆえにこそ神に憐れみをひたすらに求めました。神が望んでおられるは、わたし自身の心であり、祈りです。

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天の父なる神さま、今の自分のそのままの姿であなたに心を開き、祈ります。御子イエスによって受け入れ、新しくし、あなたと共に生きる者としてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン