8/01/2023

この日も主と共に【953】

あなたがたは羊のようにさまよっていましたが、今は、魂の牧者であり、監督者である方のところへ戻って来たのです。(ペトロの手紙一2章25節)

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ペトロは、当時の教会の中で《召使い》として働く人たちが《善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶ》目にあっているのを心に留め(18、20節)、イエス・キリストの《模範》を示します(21節)。イエス様も謂(いわ)れのない罪で捕らえられ、訴えられ、あざけられ、傷つけられ、そして、十字架につけられ、死なれました。イエス様ご自身が《善を行って苦しみを受ける》極みを経験されました。ただし、イエス様が苦しまれたのだから、自分たちが苦しむのは仕方がないというのではありません。イエス様の苦しみと死によって、イエス様を信じる者たちは罪から救われ(いやされ)、神の正しさ(義)によって生きられるようになりました(24節)。善に対して牙をむく罪の力を、イエス様は無効にしてくださいました。苦しみが自分たちの願う通りに過ぎ去らないとしても、そこにもイエス様が共におられ、わたしたちを神のものとして守ってくださいます。

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天の父なる神様、苦しみを覚える時、御子イエスによってわたしたちの魂を守り、あなたの善に心を向けて歩み続ける力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン