妻たちよ、自分の夫に従いなさい。夫が御言葉を信じない人であっても、妻の無言の行いによって信仰に導かれるようになるためです。(ペトロの手紙一3章1節)
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ペトロが手紙を送った教会の中には、《御言葉を信じない人》のもとに嫁いだ女性たちがいたようです。当時、夫は家の長(ちょう)として強い権限を持っていました。それですから女性たちの中には信仰と生活の両立に苦心する人たちもいと思われます。そのような女性たちにペトロは《自分の夫に従いなさい》と勧めます。今の時代には男性偏重に聞こえる可能性もありますが、ペトロが伝えたいのは、妻たちが《神に望みを託した聖なる婦人たち》であり続け(5節)、《神を畏れる・・・純真な生活》を保ち(2節)、《善を行い、また何事も恐れない》で生きてほしいということです(6節)。そのために、あなたがたには人を感化し得る《無言の行い》が託されていると語ります。そのような人たちが教会・小隊を作り上げてきました。わたしたちの小隊の歴史も、家族や小隊のために祈り続け、《無言の行い》を大切に担われた多くの人たちの日々が結び合わされてできています。
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天の父なる神様、小隊(教会)につながる一人一人の家庭、家族を祝福してください。あなたの愛と恵みを生活の場所に生き生きと現わし、あなたの救いを共に喜ぶ時へと導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン