夫たちよ、妻を自分よりも弱いものだとわきまえて生活を共にし、命の恵みを共に受け継ぐ者として尊敬しなさい。そうすれば、あなたがたの祈りが妨げられることはありません。(ペトロの手紙一3章7節)
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ペトロは、家庭において《妻》として暮らす女性たちに言葉を送り(1~6節)、続いて家庭において《夫》として暮らす男性たちにも言葉を送ります(7節)。①《妻を自分よりも弱いものだとわきまえ》ること。女性を低く見るという意味ではなく、男性の方が何かと優位に立ちやすい社会の状況をふまえて生活するように勧めます。②《命の恵みを共に受け継ぐ者》として尊敬すること。神様の恵みは夫か妻かという理由で偏ることはありません。夫と妻が共に生活することを支えるのは、神様の恵みです。そして、③祈りを妨げられないようにすること。《命の恵み》を神様から受け継ぐ歩みは、神様への祈りを保っていく歩みでもあります。一方では違いを認め合い、もう一方では神様の恵みによって同じ道のりを見ることができる、そういう生き方がイエス様のもとにあると、ペトロは呼びかけています。
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天の父なる神様、小隊につながる一人一人の家庭と家族を御心に留め、あなたの愛と恵みと力によってお守りください。あなたの恵みのもとで、共に健やかに歩むものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン