あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。(ペトロの手紙一4章10節)
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ペトロは、イエス様と《同じ心構え》になるようにと勧め(1~9節)、次に、イエス様にならって《互いに仕え》るようにと勧めます。それは、イエス様の愛に留まって生きることです(参照ヨハネ13章14、15、34、35節)。
そのように勧められる理由は、
①《万物の終わりが近づいている》からです(7節)。これは、世界が破滅するという脅かしではなく、イエス様がふたたび来てくださるという約束を指しています。イエス様に従って生きる人は空しく終わらないというのです。
②それぞれが《賜物》を授かっているからです(10節)。《賜物》は、人それぞれの才能や特技のように見える場合がありますが、実際は神様が預けてくださった《さまざまな恵み》です。また、《賜物》は、《神の言葉を語る》、すなわち福音を伝える働きと、《奉仕》する働きにまとめることができます(11節)。イエス様は今もご自分の言葉と愛によって、イエス様を信じる人を支えてくださいます。
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天の父なる神様、わたしたちの歩みや働きが試みられるときにも、御子イエスによって、あなたの愛と恵みのもとにあることを思い起こさせ、あなたと共に歩む力をお与えください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン