あなたがたのうちの長老たちに勧めます。あなたがたにゆだねられている、神の羊の群れを牧しなさい。(ペトロの手紙一5章1、2節)
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ペトロは手紙の終わりにあたり、教会全体としてどのように歩むべきか、《長老たち》(1~4節)と《若い人たち》(5~7節)のそれぞれの世代に語りかけます。そして、《長老たち》に《神の羊の群れ》を牧しなさいと勧めます。《神の羊》とはイエス様を信じる人たちです。長老は、羊飼いが羊を守るように教会の仲間を支える人です。しかも《強制されてではなく》、《卑しい利得のためにではなく》、《権威を振り回》すためではなく、むしろ、《神に従って、自ら進んで》、《献身的に》働く、《群れの模範》です。理想の高い、難しい務めに思えますが、教会にはすべての頭(かしら)、羊飼いの中の羊飼いである《大牧者(だいぼくしゃ)》イエス様がおられます(4節、参照エゼキエル34章11~16節、ヨハネ10章11節)。《群れの模範》とは、このようなイエス様の言葉を聴き、イエス様と共に歩む人です。そのようなお互いの姿を通して、神様の励ましと力を分かち合うことができます。
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天の父なる神様、わたしたちの小隊・教会を、またわたしたちがそれぞれに育んでいる交わりを、《神の羊の群れ》として守り、導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン