12/18/2023

クリスマスの祈り【15】

父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。・・・これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの歩みを平和の道に導く。」(ルカによる福音書1章67、68、78、79節)

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ザカリアは神様を賛美しました(64節)。のちに「ベネディクトゥス」(神様をほめたたえよ、という意味)と呼ばれるようになる歌は、旧約聖書の言葉を豊かに使いながら、①神様がダビデの子孫から救い主をお立てになり、ご自分の民を抑圧する者の手から解放し、救われること(68~74節)、そして、②ザカリアとエリサベトの間に生まれた子ヨハネはその救い主を人々に知らせる者となること(75~79節)をうたっています。この歌の土台は、神様の救い(69、71、74、77節)と憐れみ(72、78節)です。ザカリアは人生の悲しみ、さびしさ、不安を覚えてていましたが、時間をかけて神様の御言葉を受け入れ、神様から喜びと希望をいただきました。

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天の父なる神様、あなたは今もイエス様によってわたしたちを憐れみ、救われます。わたしたちの心を照らしてください。わたしたちを《平和の道》に導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン