イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。(マタイによる福音書1章18節)
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マタイは《イエス・キリストの系図》を記すにあたり、「父が子をもうけた」というような表現をとらずに、《マリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった》と記しています(16節)。それは、マリアが聖霊によってイエス様を身ごもったからでした。
二人はおそらく自分たちなりに希望を抱き、夢を描いていたことでしょう。しかし、人生設計の大きな変更を迫られました。心が揺れ動き、痛み、不安にかられたことでしょう。しかし、神様はご自分のご計画のうちに、また、これから実現しようとする出来事のうちに、彼らの新しい将来を備えられました。二人の人生は、自分たちの家庭を築くことに留まらず、イエス様によって神様の家族が築かれるために道を備えるものとなりました。
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天の父なる神様、わたしたちの人生を、生活を、小隊・教会を、あなたの愛の御心が行われる場所にしてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン