12/29/2023

クリスマスの祈り【26】

すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(ルカによる福音書2章13、14節)

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羊飼いたちの前に、《突然・・・天の大軍が加わり》、神様を賛美しました。イエス様がお生まれになったことを、また、イエス様の誕生によって神様の約束が成就したことを、地上がそれを知る前に、神様ご自身が喜ばれ、天に賛美が生まれました。

その賛美は《いと高きところには栄光、神にあれ》と始まります(クリスマスカロルの歌詞としても親しまれているラテン語で、グロリア・イン・エクセルシス・デオ)。しかし、賛美は天でおさまらず、《地》にも向けられます。《地には平和、御心に適う人にあれ》。

《御心に適う人》とは、たんに善意のある人や善を行う人であるという意味ではなく、心を開いて、神様の善いご意志を受け入れる人のことです。すなわち、心を開いてイエス様を受け入れる人です。その人に、神様からの《平和》が告げられます。そして、羊飼いたちはこの平和を知りました。

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天の父なる神様、
イエス様がこの世にお生まれになったことをあなたご自身が喜ばれました。あなたの愛と喜びにわたしたちの心を向け、あなたが天で生み出された喜びの歌に加わるものとならせてください。あなたの平和の下に立たせてください。
イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン