天使は言った。
「恐れることはない。
ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。
あなたの妻エリサベトは男の子を産む。
その子をヨハネと名付けなさい。
その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。
多くの人もその誕生を喜ぶ。・・・」
(ルカによる福音書1章12~14節)
***
ザカリアが《神の御前で祭司の務めをしていたとき》(8節)、主の天使が現れました。ザカリアは天使を見て《不安になり、恐怖の念に襲われ》ました(11節)。
祭司は神様に仕える働きですので、天使に会えたことはうれしい出来事のはずでした。しかし、ザカリアにとってあまりにも予想をこえる出来事であったために、受けとめることができませんでした。
そのようなザカリアに対して、天使は《恐れることはない》と語りかけました。
わたしたちの幸福は、しばしば“想定内”の出来事や“想定外”の出来事によって左右されます。神様はそのようなわたしたちの心を開き、神様の恵みによって広がる世界にわたしたちの幸福があると招いてくださいます。
***
天の父なる神様、
予想のつかないものごとが迫り不安や恐れを覚える時にも、そのさらに背後にあって、わたしたちを祝福し、恐れるなと語ってくださるあなたがおられることを思い起こさせ、力づけてください。
イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン