12/08/2023

クリスマスの祈り【5】

ザカリアは天使に言った。
「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」
天使は答えた。
「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである。」
(ルカによる福音書1章18~20節)

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ザカリアは、子供を授からないまま年を取っていたため、天使から子供の誕生を告げられてもすぐに信じることができませんでした。そのため、しばらくのあいだ口が利けなくなりました。ただし、それは神様の罰ではありませんでした。むしろ《喜ばしい知らせ》を受け入れ、《時が来れば実現する》神の言葉を信じるようになるために、特別に与えられた“静けさ”でした。《わたしの魂は沈黙して、ただ神に向かう。神にわたしの救いはある。》(詩編62編2節)

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天の父なる神様、あなたは《わたしの岩、わたしの救い、砦の塔》です。心が揺れ動く時に、あなたがわたしを支えておられることを思い起すことができるように、あなたの御前に静まり、歩むものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン(参照詩編62編3節)