1/13/2024

この日も主と共に【974】ペトロの手紙二(1)

イエス・キリストの僕であり、使徒であるシメオン・ペトロ・・・(ペトロの手紙二1章1節)

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ペトロは手紙の書き出しにあたり自分を《シメオン・ペトロ》と自己紹介します◆ペトロは元の名前を「シモン」といいます(マルコ1章16節)。イエス様が《メシア、生ける神の子》であると告白したことから、イエス様から「ケファ」(岩)という新しい名前をいただきました。「ケファ」をギリシャ語で表したものが「ペトロ」です(マタイ16章16~18節、コリント一15章5節)。また、《シメオン》は「シモン」をギリシャ語で表したものの一つです(使徒15章14節)◆こうしてみると、《シメオン・ペトロ》という自己紹介からは、イエス様に出会い、イエス様を信じたからこそ今の自分があるという思いが伝わります。また、自分の手紙を受け取る人々が自分と同じユダヤ人だけでなく、ギリシャ語を使うユダヤ人以外の人々がいることを心に留めて、あるいはそのような人々にも神様の家族として挨拶しようという思いが伝わります◆ペトロはイエス様との出会いによって、新しい自分を生きるものとなり、また、まわりの人や世界を見るまなざしを新しくされ、広くされました。

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天の父なる神様、イエス様を信じ、イエス様に聞き従い、心が広くされる新しい人生を生きるものとならせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン